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by mlsenyou
 
寝釈迦にたまげる(バンコク)
偽新婚旅行の続き。
ワットポーという寝釈迦がいる寺に入った。
アジアを周っていてすっかり仏像好きになってしまった私にとって、寝釈迦はたまらない存在だ。
といっても、旅に出るまでは寝釈迦に関する知識はほとんどなく、どこか広い原っぱに置いてあるのだとばかり思っていた。
それがまさか寺の中にあるとは。
ワクワクしながら見物料を払った。嫁(仮)はそれほど興味を持っていないようだった。

「うぉっ!!」

これが寺に入っての一言目。
それからしばらく声がでなくなってしまった。

寝釈迦はとてつもなく大きかった。
金ピカの馬鹿でかいブッダが「寺院内狭し」と言わんばかりに横たわっているのだ。
熱心に信仰している人には申し訳ないが、私はアジアの仏像のうさん臭そうなピカピカにはまっていた。
これらの仏像を見ていると幼い頃好きだったウルトラセブンの「カプセル怪獣・ウィンダム」を思い出してしまうのだ。
しかし、このブッダはそんな稚拙な想いを軽く吹き飛ばすほどの圧倒的な存在感を有している。デタラメにでかい。

ここで一句。

デタラメも
ここまでいけば
神々しい

思わず、自然に手を合わせて拝んでしまった。嫁(仮)は寝釈迦の足に描いてある世界観を見てまたも大笑いしている。
それにしてもすごい。アンコールワット以来の衝撃だった。
この日のバンコク巡りを終えてからも、また寝釈迦を見たくなり、結局ワットプーにはもう一度訪れてしまった。
何度見ても圧倒的な存在感だった。

サイババ(バンコク)
タイ・目次
寝釈迦にたまげる(バンコク)_b0007425_11193910.jpg

あまりにでかくてカメラに収まりきらない。
寝釈迦にたまげる(バンコク)_b0007425_11195067.jpg

このあたりがウィンダムっぽい。
寝釈迦にたまげる(バンコク)_b0007425_1120446.jpg

巨大な頭。
寝釈迦にたまげる(バンコク)_b0007425_11201571.jpg

鼻の穴はないようだ。
# by mlsenyou | 2005-03-02 11:26 | タイ | Trackback | Comments(2)
 
バンコク巡り
屋台で会った子と一緒にバンコク巡りをした。

トゥクトゥクを捕まえてあちこち周る。
運転手がやたらと「ハネムーン?ハネムーン?」と聞いてくる。どうやら我々を新婚と勘違いしているらしい。面倒なので新婚(仮)ということにしておいた。

バンコクに限らないかもしれないが、運転手がやたらとタイシルクの店に連れて行こうとして困ったという経験を持つ人は多いだろう。
もし時間に余裕があり、かつトゥクトゥクの料金を抑えたいなら、これを利用した方が良い。
というのも、彼らは店に客を連れて行くと、その見返りとして店からガソリンチケットをもらえるのだ。このチケットがあるおかげで彼らはあちこち走っていられる。
値切るだけ値切って、店に入るのも拒否では、あまりにも彼らがかわいそうだ。

逆に「ガソリンだろ?いいよ」と言って、あらかじめ何件かの店に入ることを約束すれば、トゥクトゥクとの料金交渉もうまく行く。店に入っても商品に興味が持てなかったなら別に買わなければいい。それだけのことだし、5分くらいいれば運転手の面目も保てる。そんな感じで、このトゥクトゥクにはチャイナタウンを初めとして、ワットプラケオ、ワットポー等いろいろな場所を格安で連れて行ってもらった。

ワットアルンは日光の照り返しが強い。あの寺に一日いたらそれだけで真っ黒になってしまうかもしれない。
バンコク巡り_b0007425_1533275.jpg

バンコク巡り_b0007425_15334955.jpg

ワットプラケオの仏話絵に出てくる善いのと悪いの。頭の上にいくつもの頭が乗っているのを見て、嫁(仮)が爆笑していた。死体博物館にも興味津々だし、変わったところに興味をもつ人だった。
# by mlsenyou | 2005-02-28 15:43 | タイ | Trackback | Comments(0)
 
ムエタイとボクシング(バンコク)
アユタヤから再びバンコクへ。
タイで一番楽しみにしていたムエタイを観に行った。

試合は夕方から始まる。
観光客用の席に案内され、間近で試合を観ることになった。
スタジアムは試合の勝敗を賭けている人であふれている。

試合前に選手はワイクルーという戦いの舞を踊る。
ワイクルーが終わると、独特の音楽の中、ゆったりとしたテンポで勝負が始まった。
動きはスローなようでいて、時に素早く激しく変化する。
K-1とまったく異なったリズムでの戦いは、まるでそれ自体が祈りを捧げる舞踊のようだ。
組まれている試合数がやや多すぎるような気もしたが、試合そのものは面白かった。
ただ、思った以上に判定決着の試合が多く、中には「疑惑の判定」もあった。ジャッジの不正についてはタイも日本も変わらないということか。

最後にスペシャルマッチがあった。
ムエタイ対ボクシング、ボクサーは日本人だ。
ボクシングに配慮してキック無しのルールになっている。
この試合は賭けの対象にならないようで、タイ人のほとんどは帰ってしまった。

試合が始まる。
パンチのみの試合だからボクシングが有利か?

出だしはボクサーよりもムエタイ選手の方が手数で勝っていた。
それでもボクサーはムエタイ選手のパンチをギリギリのところでかわしているため、大きなダメージはなさそうだ。

やがて、ボクサーの目じりから鮮血が飛び散った。目じりだけでなく、顔のあちこちが切れている。
マトモなヒットはなく、むしろボクサーの方が良いパンチを当てているのに血を流しているのはボクサーの方だった。

どうやらボクシングとムエタイのパンチの違いのようだ。
間近で観ると良く分かるのだが、ボクシングとムエタイでは同じ打撃系でも殴り方が異なっている。

ボクシングのパンチは脳を揺らすような打ち方をする。
ムエタイのパンチはパンチだけで終わらず、拳の後にヒジが来る。
ヒジはK-1等で禁止されていることから分かると思うが、威力がものすごい。
マトモに喰らったら相当危ない。
かすっても皮膚が切れる。
クリーンヒットされていないのにボクサーが血まみれになっていたのは、ヒジで「切られて」いたからだった。

しかし、切られていてもクリーンヒットしていない限り、外傷だけでそれほど大きいダメージにはならない。
やがて、ボクサーの脳を揺らすパンチがムエタイ選手の顔面をとらえるようになってきた。
そしてボクサーはダウンを奪い、KO勝利をした。

見た目で判断すれば、勝ったボクサーの方がボロボロになっているので「八百長?」と思われたかもしれない。
実際、この試合自体が観光客へのサービスだったとも思える。

しかし、そういう点を差し引いても、ボクサーの勝因にはパンチの違いが含まれていたのではないかと思う。
…っていうか、よく考えたら向こうがキック禁止だったのが一番の原因だな。

寝釈迦にたまげる(バンコク)
タイ・目次
ムエタイとボクシング(バンコク)_b0007425_1172249.jpg

ムエタイとボクシングの試合
# by mlsenyou | 2005-02-26 11:08 | タイ | Trackback | Comments(3)
 
アユタヤで王妃を見かける
旅の疲れもとれたので、アユタヤに向かった。

アユタヤもスコータイと同じように、大小さまざまな遺跡や寺院が点在している。
宿近くの貸自転車屋で自転車を借り、遺跡を周った。

途中の遺跡で、見覚えのある人たちがいた。
ラオスで会った上海夫婦だった。
彼らは今日アユタヤに着いたという。今後はバンコクからミャンマーに入り、国境を越えて中国に帰るつもりらしい。

ミャンマー経由で中国。
考えた事もなかった。というか、日本人の通行が許されているかは分からない。
ただ、もし通行が可能なら、そういうコースで中国に入るのも面白いかもしれない。

寺院を出て少し話をしていると、突然、周りのタイ人が道を離れ、直立し始めた。
我々も隅に行くように指示される。
わけも分からずに隅に行くと、高貴な人々が寺院に向かっていた。そのうちの一人にはお付きの者が日傘を持って付き添っている。
タイ国王妃が寺院に祈りを捧げに来たのだった。

こんなところで王妃に会えるとはラッキーだ。
遠目に写真を撮ろうとしたら、タイ人に注意された。日本の皇族と違って写真はNGらしい。
みんなずっと直立の姿勢を崩さずに尊敬の目で王妃を見つめている。
この様子を見ると、おそらくタイの王室と国民の関係は良いのだろう。
私も彼らに見習うことにした。

…それにしても、直に拝見する王妃は、バンコクで拝見した御尊影よりも若干ふくよかになられたようにお見受けいたします。これも年月のいたすところでしょうか…

そんなことを思いながら見ていると、上海夫婦がボソッと言った。

「写真とぜんぜん違うねえ~」

そして二人でクスクス笑い始める。
お前ら…少しは周りの空気を読めよ…

緊張していなければならない時間だけに、かえってクスクス笑いにつられそうになる。
肩を叩いてわざわざ俺に教えなくていいっ!指さすなっ!
タイ人が直立し、上海夫婦がクスクス笑う中、私は必死にこらえていた。

ムエタイとボクシング(バンコク)
タイ・目次
アユタヤで王妃を見かける_b0007425_15104665.jpg

木の根に飲み込まれたアユタヤの仏頭
# by mlsenyou | 2005-02-24 12:48 | タイ | Trackback(1) | Comments(0)
 
バンコク初日
スコータイからはバスでバンコクに向かった。
夕方、バスターミナルに着き、カオサンへの行き方を考えているとトゥクトゥクが声をかけてきた。値段を聞いてみる。

「カオサンまでいくら?」
「300バーツだ」
「そうか、そんじゃ元気でな」

ふっかけるのも度が過ぎている。
あまりにも高すぎて交渉する気にもなれず、すぐに別れを告げて他の移動手段を探した。
少し探すとすぐに公共バスが見つかった。値段を聞くと驚くほど安い。さっきのトゥクトゥクは何だったんだ。ふと敗北した時のベトナムのバイタクを思い出した。

公共バスを使い、カオサンへ。
すさまじい渋滞の中、夕暮れが薄闇に変わっていき、夜が訪れた頃、カオサンに着いた。
カオサンは屋台と旅行者だらけだった。
さすがバックパッカーが集まる場所だけあって他とは雰囲気が違う。

カオサン近辺を歩き回り、この辺りで一番安いと思われる宿に泊まった。この宿はバンコクだけでなく、私がタイで泊まった宿の中でも一番安かった。首都なのに。
宿の感想は一言でいうと「安かろう悪かろう」
ドミトリーが何故か息苦しい。命を削りながら寝ているような感じで疲れがまったくとれなかった。

夜、屋台でオヤジを含む日本人に会い、そして、ある場所に連れて行かれることになった。

そこで精神的に疲れ、それがきっかけで中国からの旅の疲れが一気に出てしまう。
翌日、普通の宿(と思っていたら事件が…)の個室に変更し、そのまま2日間、完全な脱力状態に入ってしまった。
宿代を払う以外にベッドから動く気になれない。
旅を始めてから、ここまでの状態になるのは初めてだった。
バンコクはコケてスタート。

ゴーゴー…(バンコク)
タイ・目次
バンコク初日_b0007425_2502447.jpg

ベッドで寝ながら、破れたジーパンでバッグを作った。
# by mlsenyou | 2005-02-22 03:03 | タイ | Trackback | Comments(0)


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プロフィール
1976年の早生まれ
埼玉県出身。
3年半リーマン生活の後、半年間、中国+東南アジア10カ国を旅する。
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