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by mlsenyou
 
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久々の日本人(広州)
長い5日間が過ぎ、ようやくビザ発給の日が来た。
受け渡し時刻が待ちきれず、完全に乾ききっていないジーパンを履いて地下鉄に乗る。海珠広場駅に着き、散歩をしながら時の訪れを待った。
街を歩く。
水道管の店、ドアの店、鍵の店…建材がやたら多い。どうやらここは専門店が集まっている場所のようだ。同じような店がこれだけ一箇所に集中していられるのは最近の建設ラッシュのおかげなのだろうか。
そんなことを考えているうちに受け渡しの時刻が来た。

ビザは予想していたよりもあっさりと発給された。
旅を始めるまでビザとパスポートの区別もつかなかった男が、自力でビザを取得した…表現しがたい喜びが沸々と体の中から沸いてくる。
周りから目立たないように小さくガッツポーズを繰り返していると、後ろから声がかかった。

「あのー、日本の方ですよね」

振り向くと若い女性が微笑んでいた。
ビザ取得の喜びが消えぬまま応対する。彼女は河南省にある大学の留学生だった。冬休みの間、ベトナムに行こうと思い手続きをしに来たらしい。
とりあえず、一緒に広州駅まで戻ることにする。
話がホテルの料金のことに移り、やっと120元の宿を見つけたんだと言うと、女性はそれよりもはるかに安い宿に泊まっているという。広州駅付近で120元は割と安い方だと思っていたが、上には上がいる。
どうやって見つけたのだろうか。彼女に聞いてみた。

以前、上海の項で、招待所に泊まる人について少しだけ触れたことがある。
中国人しか泊まれないはずの招待所に泊まる日本人、それが彼女だった(宿の主人とは交渉している)。

「日本人は中国人と大して変わらないから、黙っていればバレないわよ」

確かに。しかし、この人見かけによらず豪快だ。
私の部屋で話していたのだが、帰りがけに買い込んだビールを自らものすごいペースで空けている。しかも酔わない。
やがて夜になり、彼女を送ろうとして部屋を出た時、宿の仲介をした男に会った。
男は彼女と二言三言なごやかに会話をした後、去っていった。何話したの?と聞くと、彼女は笑いながら言った。

「売春婦と間違われちゃった。アハハハハ」

…それって「アハハ」っていうような話ですか…?

切符断念(広州)
中国・目次
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by mlsenyou | 2004-08-31 11:15 | 中国 | Trackback | Comments(0)
 
広州の長い5日間
ホテルを変えて、5日間ビザ発給を待つ事にした。
その間、周辺を探索する。
駅周辺を歩いたり、広州駅から三元里駅まで歩いたり、流花湖という巨大な人造湖を散歩したり…それなりに楽しかった。ガイドブックがないため有名な観光地を見ることはないが、生活風景を見たり、屋台で行う片言の中国語会話は楽しい。しかし、そんな広州滞在も溜まった洗濯物を洗ったことがきっかけで急激に辛いものに変わった。

唯一のジーパンを洗ったのだが、洗濯物が一向に乾かない。

それ以外は短パンだ。さすがに広州が暖かいといっても短パンで外に出られるほど暖かくはない。自分の体温を使い早く乾かそうとするも、濡れたジーパンが気持ち悪いだけだった。

1日目はジーパンがびしょ濡れで完全に外出不可能。水だけ飲んで過ごす。
2日目、空腹に耐え切れず、食事の時だけ生乾きのジーパンをはいて外に出る。

読み飽きた本と会話帳と大まかな地図以外に退屈を紛らわすものはなく、広州の広い部屋の中、ウッカリ自分で自分を2日間監禁してしまったことに後悔をした。そんな時ほど時間が長く感じる時はない。

異常に長く感じる時の流れに耐えながら、早くビザ発給の日が訪れることを願った。

久々の日本人(広州)
中国・目次
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流花湖での結婚式。
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by mlsenyou | 2004-08-30 10:45 | 中国 | Trackback | Comments(2)
 
ホテル探し(広州)
ベトナムビザ発給まで5日間かかると言われ、すぐに宿泊費を計算した。
今のホテルが150元。このままだと750元かかる。日本円で計算すると1元=約15円(当時)だから…11250円。浦江飯店の80元(当時のドミトリー)が懐かしい。
しかし浦江飯店で会った貿易商の話では内陸部は更に安いという。早く内陸部に行きたい。
翌朝、三元里のホテルをチェックアウトし、安いホテルを求め広州駅周辺に向かった。

広州駅に着いて呆然とした。
人、人、人。
駅前の広場が人で埋まっている。パッと見たところ数万人はいるのではないか。
今は時期でいうと1月中旬から下旬に近づいてきている。旧正月が近づいてきている。珠海やビザ申請などで2~3日かけていた間に本格的な人民大移動のシーズンを迎えてしまったようだ。この行列では切符を買うまでに数日は覚悟が必要だ。人は駅前に納まらず、駅から離れた切符売場の特設所らしい場所にも長い行列が出来ていた。

以前の客引きを避けて、反対方向のバス乗り場方面に向かう。ここなら違う条件で見つかるかもしれない。
しばらくすると、声がかかった。客引きだ。
安い宿を希望すると、逆に「どのくらい?」と聞かれたので、100元くらいと答えた。浦江飯店のような格安ユースは広州にはないだろうから、100元で見つかればラッキーだ。客引きはしばらく考え「120元ならある」と言う。とりあえず宿を見てから決めることにする。歩きながら客引きに「中国人ならね」と言われたが、その時はまだ意味が分からなかった。

ホテルに着いた。
三元里のホテルと比べて遥かに豪華だ。三ツ星マークがついていて、その横に「一天(一日)248元」と書いてある。本当にここが120元なの?と聞くと、客引きは「大丈夫」と微笑んだ。

客引きは受付を素通りしてエレベーターに入る。
階を上がると、一つの部屋に入った。まわりの部屋は工事中だ。

部屋は小さな事務所になっていて、英語の堪能な男が笑顔で座っていた。
本当に120元?と聞くと、笑顔でうなづく。
男はどうやらホテルから工事中のフロアを借り切って、使える部屋を宿泊者に格安で貸しているようだった。
さっそく部屋を見せてもらう。三ツ星だけあって広く清潔だった。おそらくここが中国で泊まった一番の部屋だっただろう。すぐに宿泊を申し込んだ。

ホテルを出て、街を歩くと相変わらず行列は続いている。
広州の次は昆明へ行きたいが、列車の切符は取れるだろうか。
最後尾の見えない行列を見ているうちに不安がよぎった。

広州の長い5日間
中国・目次
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写真では分からないかもしれないが、とにかく人が多かった。
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by mlsenyou | 2004-08-29 12:13 | 中国 | Trackback | Comments(0)
 
ベトナム大使館3~そして申請へ~(広州)
華厦大酒店はすぐに見つかった。
広く高級そうなホテルだ。ふと見ると数ヶ国語が記載された小冊子が置いてある。何気なく手に取り日本語のページを読んだ。

「中國でベスト100に選れたホテル」と書いてある。

日本語はやはり難しいんだなと思いつつ、大使館を探した。

大使館は二階の隅にあった。
それまで大使館には「独立した建物」のイメージをもっていたので、ホテル内のスペースを借りていることは意外だった。
と言っても、ベトナム大使館は中国内にいくつかあるので、おそらくここは出張所なのだろう。ひょっとしたら初めから「ビザ申請所」と聞いた方が早かったのかもしれない。

英語でビザ申請記入用紙を頼んだ。大使館員は卑屈そうな笑みを浮かべながら私を一瞥し、無言で用紙をよこした。それを受け取り机の上のペンを取り出す。そしていざ、記入しようとして驚いた。

記入項目が中国語ベトナム語で書いてある。英語対応の記入用紙ではない。

嘘でしょ?と大使館員の方を見るも、向こうはビザ申請書の受付で忙しく、こちらの戸惑いに気づきそうもない。問い合わせたくても受付には列が出来ている。どうやら閉館時間が近づいてきているようだ。ノンビリとしていられない。

どっちにしても、申請をしなければビザは取れない。
それに今日(金曜)申し込まなければ、月曜の申請になってしまう。
ならば、やるしかないな。

すぐに開き直り、会話帳と勘を働かせて何とか申請書を書き上げた。分からない箇所はスマイルでごまかそう。
申請時、大使館員から英語でいくつか質問をされたが、どちらともとれる返事とマクドナルドばりのスマイルを見せた結果、何とか受けつけてもらえた。初めての列車でもそうだったが、やってみればけっこう何とかなるもんだ。

ビザ申請代は350元、発給までは5日間かかると言うことだった。
旅行会社では申請代込みの代行で650元と言われていた。およそ300元の節約。300元というと屋台の食事が75食、パイナップルや肉まんが300個食べられる。この節約は大きい。
しかし、沿海部大都市での5日間。
300元の節約をも帳消しにする程の期間だ。安いホテルを探さなければ。

ホテル探し(広州)
中国・目次
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by mlsenyou | 2004-08-28 11:13 | 中国 | Trackback | Comments(3)
 
ベトナム大使館2~モノマネ大会~(広州)
3件目の旅行会社でようやく英語を話す女性従業員を見つけた。
彼女を通してベトナム大使館の場所を聞いてみるが、ここでも「分からない」という。いつもなら「謝謝」で別の場所を当たる事にするが、ここは英語が通じる。この後、すぐに英語が通じる会社が見つかるとは限らないし、そうなるとも思えない。そこで聞き方を変え「ビザを取りたいんだ」と言うと彼女達は気前良く調べてくれた。

調べている途中、いつもの筆談が始まる。
中国語会話帳を興味深げに見ていた女性が「ブルース・リー」を見つけて爆笑し、マネをしろと言う。
まったく似てないモノマネだったが、なぜかウケる。お前もやれ、と言うと相手も恥ずかしがりながらマネをし、それを見てみんなが大ウケする。
結局、大使館の場所が分かるまでモノマネ大会が続いてしまった。ジャッキーチェンやテレサテン…アーノルド・シュワルツェネッガーもやっただろうか。共通の話題があると国を問わず親しくなれるらしい。こんな時、ワールドワイドな芸能人に感謝したくなる。

そうこうしているうちに大使館の場所が分かった。
どうやら地下鉄海珠広場駅近くの華厦大酒店というホテルの中にあるらしい。
メモをもらい、感謝の意を伝えて地下鉄三元里駅に向かった。

ベトナム大使館3~そして申請へ~(広州)
中国・目次
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by mlsenyou | 2004-08-27 11:22 | 中国 | Trackback | Comments(0)
 
ベトナム大使館1~大使館はどこですか?~(広州)
上海から広州を目指したのには理由があった。
一つは真冬の北京は寒すぎてとても行く気にはなれなかったこと。
そしてもう一つはベトナム大使館(出張所?)が広州にあったこと。

旅を始める前、世界地図と国境情報を見ながら放浪ルートを考えていた。
中国は広大だから、いろいろな国と国境を接している。
どこの国へ行こうか…地図を見ながら想像を広げている時は、ある意味、旅をしている時よりも楽しい時間かもしれない。
考えた結果、最終目標のインド方面にいきなり向かうのも性急すぎるので、とりあえずベトナムに行くことにした。

ビザは中国で取ればいい。

中国に着いた後、上海の浦江飯店で情報収集をする。
貿易商からベトナム大使館が広州にあることを教えてもらった。

そして今、広州のホテルを確保した。
後は大使館に行くだけだ。

ホテルを出て、まず旅行代理店を探した。広州ほどの都市なら海外旅行を扱う代理店もあるはずだ。そこならベトナム大使館の場所も知っているだろう。場所を聞けば後はこっちのもんだ。手際よく申請して早く雲南省に行こう。
初めに見つけた旅行代理店に入り、ベトナム大使館の場所を聞いてみた。
「越南大使館在哪里?(ベトナム大使館はどこですか?)」
筆談で使った言葉はなるべく話すようにしている。ちなみにベトナムは中国語で越南(ユエナン)という。
「不明白(分からない)」
「能説英語或者日語嗎?(英語か日本語を話せますか?)」
首を振られる。
謝謝。

2件続けて同じことを言われる。筆談と組み合わせて話したから意味が通じてないはずはないのだが。
…なぜか予定と違うぞ。ひょっとして雲南への道は遠いのか。

ベトナム大使館2~モノマネ大会~(広州)
中国・目次
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三元里の寺。たぶん。
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by mlsenyou | 2004-08-26 10:38 | 中国 | Trackback | Comments(0)
 
地下鉄三元里駅前ホテル(広州)
珠海を一泊し、再びバスで広州に戻って来た。
広州で宿を探そう。

バス乗り場を離れ、駅周辺を歩いていると声がかかった。
筆談をする。どうやら宿の紹介をしている男らしい。
中国沿海部の都市は宿泊費が高く節約がうまく行かなかったので、値段の安さを条件にして男に案内をさせた。
男は「了解!」と言わんばかりに案内を始めた。男に連れられて車通りの激しい道を渡っていく。
初めて中国に入った時は車通りの激しさに戸惑ってばかりだったが、さすがにこの頃になると大抵の道は普通に横断できるようになっていた。男の後をついていく。
男はタクシーを停めて、私を乗せると運転手に行き先を告げた。

すいぶん遠いようだが、歩いて広州駅まで行けるだろうか?
道を覚えるのに必死だった。
しばらく走り、停まった先にはレストランの入ったホテルがあった。
値段を確認すると、今までで一番安い。さっそくチェックインする。
後で手数料をもらうのだろうか。男は私に案内手数料を請求することなく笑顔で去って行った。

部屋は排水管から下水の臭いがあがってくる以外は不満のないものだった。
荷物を置き、珠海に続く「アンモー」を追い払った後、ホテル周辺を確認しに出かけた。
幸いなことにホテルは地下鉄三元里駅のすぐ近くだった。
そして、この時、初めて広州にも地下鉄が通っていた事を知った。
…やはり社会科の授業で使うような大まかな世界地図と、中国語会話帳だけで旅を始めたのは無理があったのだろうか?

ベトナム大使館1~大使館はどこですか?~(広州)
中国・目次
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地下鉄の自動改札は上海よりも良いかもしれない。
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by mlsenyou | 2004-08-25 12:00 | 中国 | Trackback | Comments(1)
 
カテゴリ追加
中国編が増えてきたので、エリアごとに分けてみました。
少しは読みやすくなった…かな?
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by mlsenyou | 2004-08-24 21:49 | 更新記録 | Trackback | Comments(0)
 
珠海2~アンモー~
ところで、珠海という地名に覚えはないだろうか。
珠海は日本企業が社員旅行中に集団売春を行い問題になった場所だ。
もっとも旅をしていた当時はそんなことが起こるとは思ってもいなかったのだが。

ホテルにチェックイン後、部屋でくつろいでいると内線がかかってきた。
出ると、「アンモー、アンモー」と言っている。
英語で「分からない」と答えると、わずかの沈黙の後、「マッサージ、マッサージ」に変わった。売春の誘いだ。
なぜ部屋にいることが分かったんだろう?と思いながら断ると、今度はノックが。売春婦が勝手に部屋に入ってきた。
「マッサージ、マッサージ」
彼女は微笑みながら近づいてくる。戸惑いながら考えた。なぜ部屋まで来れたのだろう。
このホテルは複数の棟に分かれていて、部屋に入るには各棟の玄関の鍵を開けなければならない。そしてその鍵はチェックインの際、部屋の鍵と一緒に渡される。それなのに、この売春婦は玄関の鍵を開けて入ってきている。彼女はどう見ても客ではない。
おそらくホテル側が鍵を渡したのだろう。
つまりホテルと売春婦はグルになっていて、宿泊情報が入ると売春婦が内線で誘いをかける。そこで「NO」と言われても、鍵があるから直接部屋まで来て改めて誘うことができるのだ。ホテル側は紹介手数料のため積極的に売春婦に情報を流すのだろう。あるいはホテルが売春婦を雇っているのかもしれない。
売春婦を追い出しながら、そんな予想をしていた。
ちなみに「アンモー」は珠海以外のホテルでもあった。ホテルと売春婦がつるむことは珍しくないようだ。

珠海は散策中、ヌキ床屋の数に驚いて印象に残った街でもあった。
生活感のある場所を求めて裏通りに入った途端、ヌキ床屋が軒を連ねていた。
ヌキ床屋は地元向けの店のようで、上海で一緒だった日本語教師も生徒によく連れられて行ったと話していた。
ひょっとしたら、中国は日本よりも性風俗が生活に密着しているのではないだろうか。性に対する考え方は国によっても人によっても異なるから、風俗自体の是非を言うつもりはない。ただ、裏通りに入った直後の、突然現れた風景に驚いた。そして、そういうこともあるんだな、と納得をした。
後で知ったことだが、珠海には香港人を主な客とする売春施設が数多くあるらしい。

冒頭の日本企業の件では、中国政府および珠海側は反日感情を交えた一方的な批判をした。
誰だって、自分の住んでいる場所に外国人が大挙して売春行為をしたら良い気分にはならないだろう。批判をする気持ちも分かる。しかし、それならなぜ外国人向けの売春施設を作り、私のような内情を知らず、その気もない人間にまで積極的に売春を持ちかけてくるのだ?
国レベルで見れば一都市の事情など分からないだろうから、政府からの批判はやむを得ないことかもしれない。
だが、都市レベルで見た時、珠海市民の多くは現状を理解していたはずだ。それを棚に上げ一斉批判をするのは理不尽に感じる。
だからといって日本企業の擁護をするつもりもない。逆に、そんなことまで集団じゃないと出来ないのか?と呆れる。幹事に責任を押し付けて、その他大勢は責任逃れしているところが「お上が」「政府が」等と言っている人達の典型例に見えて本当に情けない。やりたいなら「皆さんの勢い」を借りないで自分の意思でやれよ。
と思う。

…売春婦を追い出した後、彼女に再び押しかけられないよう、すぐに部屋を出て街歩きを始めた。
まずはマカオの「近く」まで行こう。
中国は一国二制度を採用している。その制度は旅行者にとっては外国に等しい。というのも、マカオや香港に行くと、中国を出国するのと同じ扱いになるからだ。新鑑真号で取得したビザは一回まで入国可のビザだったため、マカオに渡ることはすなわちビザの取り直しを意味していた。
目の前に広がるカジノの世界。沢木耕太郎のやった大小(タイスウ)。
遠くに見えるマカオを眺めながら、しばらくの間、出国の誘惑と戦っていた。

地下鉄三元里駅前ホテル(広州)
中国・目次
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by mlsenyou | 2004-08-24 13:58 | 中国 | Trackback | Comments(2)
 
珠海1~張さんお茶目~
広州駅に着き、張さんに導かれるまま、バス乗り場へと向かう。
さすがに仕事で移動慣れしているのか、張さんの足取りは早い。人ごみをかきわけてどんどん進んでいく。
見失わないように何とかついて行き、ようやく切符売場にたどり着くと、張さんが「本土の奴は商売する気があるのか!」と言わんばかりに笑顔で売場の人を叱りつけていた。
この時、張さんは乗車券を私の分まで買ってくれていたのだが、ひょっとしたら二人分の購入でもめていたのかもしれない。そうだとしたら悪かったなと考えつつ、思った。
…何で笑顔で怒ってるの?

張さんから乗車券を受け取り、珠海行きのバスに乗り込む。
バス代を払おうとしたが、張さんは「ああ」と言うだけで受け取らなかった。
これは香港人の気風の良さなのか。

バスは排ガスに満ちた広州の道路を走っていく。様々なビルと濁った空気を切り裂いて進み続けると、やがて拓けた空間が現れた。
そこは上海や杭州のような場所ではなくなっていた。
一面に広がる南国風の樹木。日本はおろかそれまでの中国でも見ることのなかった植物が生い茂っている。
人間はやはり視覚に重点を置く生き物なのだろうか。
気温の違いよりも、樹木の違いによって、自分は遥か遠くまで来たのだと実感した。

珠海に着きホテルを紹介すると、張さんは笑顔で握手をし「良い旅を!」と言い残して颯爽と去って行った。
そしてその数秒後、踵を返し、爽やかに「バス代返して」と言った。バス内では単に請求し忘れていただけだったらしい。
ウッカリしていても、そこは香港商人…なのだろうか?
読めないキャラだ。張さん。

珠海2~アンモー~
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by mlsenyou | 2004-08-23 13:19 | 中国 | Trackback | Comments(0)


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プロフィール
1976年の早生まれ
埼玉県出身。
3年半リーマン生活の後、半年間、中国+東南アジア10カ国を旅する。
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by ジェフ35 at 21:12
とても魅力的な記事でした..
by 株の初心者 at 17:25
なんというか面白い国です..
by 川村明宏 at 01:04
ちょくちょく拝見させてい..
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あの軍人が言っていたこと..
by mlsenyou at 10:40
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