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by mlsenyou
 
カテゴリ:思ひ出株( 22 )
 
ケネディクス~脱線暴走経済論~
ケネディクス(銘柄コード:4321、東証一部)

不動産投資関連銘柄の勢いがすごい。
しかし危うい。
危うい理由は地価が上がってきている事だ。ここでいう地価とは当然、「投資対象としての地価」をいう。
では、地価はなぜ上がったのか?
理由は簡単、不動産投資ファンド組み入れ対象の土地争奪戦があったから。逆に考えると、争奪戦が起こるほど不動産投資関連の会社が増え、勢いを増していったということだ。不動産投資ファンドの人気がこれら多数の会社を生み出したのはいうまでもない。

不動産投資ファンドの人気の理由は配当の高さだ。
当初、不動産投資ファンドの配当は5%前後と言われていた。
5%を高いと思うか低いと思うかは人によると思うが、銀行利率と比べれば遥かに高いのは間違いない。しかも賃料収入がメインのファンドなので、株ファンドよりも安定している。安定していて配当も多いのだから人気が出ないはずがない。そのため、年金運用目的等で不動産投資ファンドが多く用いられるようになり、業界そのものが急速に伸びていったのだ。

しかし、急速に伸びていった結果、商業ビルの争奪合戦が繰り返されるようになり、投資対象建物の価格が上がり始める。価格が上がれば取得時の価格も高くなるから、取得価格と賃料収入のバランスも当然悪くなり、配当も下がってくる。そう考えると…不動産投資関連の風向きは弱まってきたのかなぁと思う。

この風向きを変えるには、賃料収入を上げることが必要だ。
そのためにはバブルではなく、適正な評価で地価を上げなくてはならない。
現在、土地の評価方法として収益還元法が重視されている(この方法に関する批判もあるが…)。
この方法により地価を上げるためには、その土地でいくら売り上げられるかが問題となる。売り上げを上げるためには量を売ることも大事だが、物価自体も上がる必要がある。こういうとデフレ脱却というイメージが付きまとい、しまいには「インフレを起こせ!」なんて発想に行き着きそうだが、下手にやってスタグフレーションを起こすよりデフレの方が良い。
個人的には100円ショップと1万円ショップが並存できるような状態が望ましいと思う。安くてそこそこ良ければ買うのは当たり前だし、価格が下がったのは企業努力の結果なんだから。日本は「完成された社会主義国家」からようやく「資本主義国家」になったわけだから、総中流ではなく、収入格差のある人同士がいかに快適に住み分けられるかを考えるべきだ。こんなこと書いたら、一部から猛烈なバッシングを受けるかな(笑)どっちにしても日本は総中流だとか護送船団だとか言ってた時点で資本主義の皮をかぶった社会主義国家だったと思うのだが。もっと言えば「出る杭は打たれる」なんて諺ができた時点で社会主義を好む国民性があったのかもしれない。ちなみに私は日本はすでに社会主義とか資本主義を卒業して次の主義を模索する時期に入っていると思う。経済成長の前提となっている人口そのものが減ってきているのだから。

話が大幅に脱線した。
結局、何が言いたかったかというと、不動産ファンドが現在の高配当を保つためには、加熱気味の不動産取得合戦を控えるべきなのだ。営利追求が会社の目的なのは分かるが、追及しすぎるとみんなダメになる。他の業界の景気が回復し、上がるべき物価が必然的に上がるまでの「待ち」も必要と思う。日経平均が13000円超えたからって業界すべてが一律に上がる必要はない。

さて、ケネディクスだが、この銘柄はインテリジェンスと同様、私の持っていた中長期投資銘柄の筆頭格だった。
この銘柄を初めて知ったのは、ケネディクスがまだケネディ・ウィルソン・ジャパンと名乗っていた頃、そして上場市場も東証ではなくヘラクレスだった頃だ。時期的には初めての株式分割をした少し後くらいだろうか。

中長期投資を考える時、私は国の数ヵ年計画を調べ、それに関連しそうな業界を探す。
当時、その方法で思い当たった業界が人材派遣と不動産投資関連だった。
それから少しの間、買ったつもりでこれらの業界をチェックし始めた。
これらの業界の中で、ケネディは異色の存在だった。
外資であることもそうだが(今は米ケネディ・ウィルソン社と資本関係を断っており、外資ではない)、新興市場にあって堅実路線を歩いていること、決算予想を良い意味で裏切ること(わざとやってるんじゃないかと思うくらい予想を上回る)、こういう点に惹かれた。そこで時期を見て買い、長く持つことに決めた。

予想より少し時間がかかったが花は開いたと思う。


NTTドコモ~初の損切り~
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by mlsenyou | 2005-09-21 20:23 | 思ひ出株 | Trackback | Comments(0)
 
ワタミ~いろんな意味で期待~
ワタミ(銘柄コード:7522、東証一部)

最近、ワタミ株が急騰している。
急騰3日前くらいに買おうかどうか迷ったのだが、株価を見て「調べるまでもない」と決めつけてしまい買い損ねてしまった。直感に従って素直に買っておけば、せめて調べるだけでもしておけば良かった…
「直感」は意外と当たる。
「うっかり」はほぼ当たらない。
これらの違いを見分けるのは難しい。
それは置いといて、本題に入る。

以前の記事で「この人の経営する会社なら買ってもいいかな」と思う人物を挙げたことがあるが、ワタミの渡邉美樹氏はその中の一人だ。渡邉氏のどういう部分がそう思わせるのかというと、それは以下の点にある。

1.株主を大切にしている。
2.NPOを設立し、営利追求だけでなく社会貢献事業も積極展開している。
3.目のつけどころが良い。

まず、1.の「株主を大切にしている」だが、これはワタミの株を買った人なら分かると思う。
ワタミは配当性向が高いのだ。配当金の他に優待券も出る。優待券を金銭として計算し配当金との合計金額を出してみると、ワタミの配当性向がどれだけ高いか分かるだろう。
私が持っていた頃は700円台だった。当時の配当金の額は忘れてしまったが、¥1500くらいだったろうか。優待券の内容はワタミのサービス券¥6000分が3月と9月の年2回。優待券だけでも¥12000の得をするのだ。ちなみにワタミは100株単位なので、当時で7万円ちょっと。7万円ちょっとで年間¥12000以上の実質的な配当を出す会社なんてそうそうあるものではない。
この優待券はとても役に立った。居食屋の優待券だから、みんなで飲みに行くことが出来る。ワタミの優待券は、みんなで楽しむ事ができる年2回のプレゼントだったのだ。

次に2.の「NPOを設立し、営利追求だけでなく社会貢献事業も積極展開している」と3.の「目
のつけどころが良い」だが、これは両方を関連づけて考えると良い。
ワタミはNPOを作ってカンボジアで学校を開いている。
また、老人ホームを買収して事業展開している。
「営利追求だけでなく社会貢献事業も積極展開している」と書いたが、「社会貢献だけでなく営
利追求事業も積極展開している」と考えても良い。つまり社会貢献事業がうまく行けば、自然に
営利追求もうまく行く。これらは相互に密接に関連しているのだ。

かつて、ヤマト運輸の故小倉氏は障害者の給与の現状を知り「障害者も人並みの給与がもらえる事業を作らなければならない」と考えて、スワンベーカリーを立ち上げた。渡邉氏がここまで高い理想を持っているかどうかは分からないが、彼が教育事業と福祉事業に進出し営利追及のモデルを作り出すことは、これらの業界にとってプラスになることと思う。個人的な考えではあるが、「教育だから」「福祉だから」「NPOだから」という理由があったとしても、採算の合わない行為、意味のない活動、ズサンな経理が許されるものではないと思う。こういう場だからこそ、成功している経営者の視点で改革をしていくべきなのだ。

そういった意味で、私は今後のワタミの活動を楽しみにしている。


ケネディクス~脱線暴走経済論~
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by mlsenyou | 2005-09-18 14:29 | 思ひ出株 | Trackback | Comments(0)
 
サハダイヤモンド~ダイヤモンドは眠らない~
サハダイヤモンド(銘柄コード:9898、ジャスダック)

内容とまったく関係のないサブタイトルをつけてしまった。とっさに頭をよぎったタイトルだが、たぶんジョジョの「ダイヤモンドは砕けない」から来ているんだろう。といっても、ジャンプを読んでたのは高校までだったので、この辺の話は知らない。

…いきなり話が脱線した。今回は「思ひ出株」の中でも異色を放つ銘柄、サハダイヤモンドについてだ。この株の思い出は他の銘柄の比にならないくらいある(良きにしろ悪きにしろ)。
言わずと知れた(?)仕手株の雄。かつては「ジャパンオークションシステム(JAS)」という名前だった会社だ。JASの方がしっくり来る人も多いのではないだろうか。その前は「宝林」という名前だったらしい。ひょっとしたら、仕手歴の長い人はこの名前が一番しっくり来るのかもしれない。

この会社、驚くほど経営状態がボロボロだ。
正確に言うと、ボロボロだった…いや、ボロボロは現在進行形か?
さっぱり分からない。

一時、ジャスダックの上場基準をクリアできなくなり「上場廃止か?」と言われたこともある。
四季報には連続で「会社継続について疑義あり」などと書かれている。
しかし、つぶれない。
毎回、トンデモ級のピンチに襲われるのだが、その度に新株予約権付社債などで資本金を増やしたり、株数を減らさずに資本金だけ減らす形式の減資を行ったりして、何とか乗り切っている。減資に関しては正直言って私もよく分からないのだが、サハの場合は、資本金を下げることで切り崩した資金を債務返済に充て、残りを資本剰余金にするといったところだろうと思う(やっぱりよく分からない)。資本金を減らしはするが、株式発行数そのものを減らすわけではないので、株主に負担はないと思われる(株式と資本金は分離しているので)。確か双日HDが減資を行ったときも株式数を減らさなかったと思った。おそらく似た方法をとったのだろう。※あいまいな知識なので、間違ってたらすいません。

業態も年々変化しており、初めはオークション事業なども手がけており株価も高かったのだが、多角化経営に失敗、一気に評価が下がる。その後も多角化経営をやめず、方向性を失った経営を続ける。そのため債務超過状態になり、上場廃止の危機を迎えたのだった。
この危機を、新株予約権付社債→資本金増強→新たに得た資金で債務一掃、といった手法で乗り切る。
乗り越えた結果、原点に還ることを決意し、宝石事業に一本化することを表明。しかし、リサイクル事業や喫茶店の買収など意味不明な行動はまだ続く。
ダイヤモンド事業では、株式発行による資金を元にロシアのサハ共和国(愛知博のマンモス出土の国)のダイヤモンド原石購入権を取得する。そして、「視察」と称して株主対象のサハ共和国の見学ツアーを行う。さすがにツアーとは書かれていなかったが、明らかにツアーだ。定款に旅行業って書いてあったか?多角化経営の名残だろうか。言ってることとやってることがイマイチ統一されていないし、危なっかしいのだが、それでも何とか乗り切ってしまう。

そんな不思議さもあり、この銘柄は博打好きが喜んで手を出す環境を作り上げている。
なので、この株についての掲示板は、買い煽り、売り煽り、他HPの宣伝、理解不能コメントなどが飛び交っており、まさに荒れているという感じだ。

この株を知ったきっかけは、まぐまぐで株のメールマガジンをとったこと。その内容は仕手株情報を流すものだった。
「あれ?財務体質の堅実なところが良いってさんざん言ってなかったっけ?」
以前の記事を読まれた方からはそんなつっこみをされそうだが、それはあくまで基本スタンス。それだけを通したりはしない。何しろ、この株は見ているだけで面白いのだ。

この株の名前を知ってからしばらく見続けていた。
見始めた頃は20~30円台だったのだが、その後、徐々に下がり始める。
しまいには14円にまで下がってしまった。
ちなみに当時はまだ「額面」というものが残っており、この株の額面は50円だった…

14円まで下がった時、ふと「今が買いかも?」と思った。いわゆる直感だ。
しかし、いつ潰れてもおかしくないような株だ。マトモに考えるなら、それが14円まで下がったということは潰れる可能性が高まったと判断すべきだろう。そう考え直し、直感の「買い!」を無視したまま見続けていた。
しかし、仕手株に通常の理論は通用しない。
それから数日内に祭りが始まった。
ある日、突然ものすごいスピードで値段を上げていき、早くもストップ高。そして最終的には81円まで上がったのだ。
14円が81円。6倍弱の値上がりだ
10000株くらいしか持っていないとしても、ボーナスが一回増えたのと同じくらいの効果がある。
こいつはすごい!

それから、いつ来るとも分からない祭りを夢見て、長い長い皮算用が始まったのだった。
結局、81円という宝くじは来ず(2005年9月5日現在)、ほどほどの儲けで根気が尽きて手放したのだった。利益を年で割ったら…この資金を他の株に使った方が絶対に儲かったという程度。宝くじは待てば待つほどあたらない。

ちなみに、ここの掲示板によく書かれていた言葉がある。
「この株は1、2円の利幅でコツコツと儲けるのが一番確実なんだよ」
確かにその通り。
しかし、それでは面白みがない。
夢を見るために買うのがサハダイヤモンドなのだ。今回はそれまでと正反対のことを言っている…?(笑)

なお、この会社が何度となく訪れる危機を乗り越えるのは理由があると思う。
私が最終的にこの株を買おうと判断したのは何となくこの理由かな?と思ったからだ。
たぶん、他の仕手株だったら、ここまで財務体質の悪い企業の株には手を出さなかっただろう。
そのヒントは、他社とは若干違う要素がこの株にはあるということ。
興味のある方は会社情報を細かく読んで、様々な想像を働かせてみると良いかもしれない。
実は以前の記事にもこれを意識してヒントを書いたのだが、実際に気づいてみると他社とは違うことが分かるだろう。


ワタミ~いろんな意味で期待~
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by mlsenyou | 2005-09-06 00:25 | 思ひ出株 | Trackback | Comments(1)
 
日経225ノーロードオープン~テロの頃、そして思考の切り分け~
日経225ノーロードオープン(投資信託)

最近、日経平均が急激に回復した。ずいぶん急激な回復の仕方なだけにまた急激に下がったりするんじゃないかと少し心配。しかし、株価がここまで戻るまで本当に長かった。NYテロの余波はあまりにも大きすぎた。ただ、回復してきたこと自体にある種の感慨を覚えている。というのも…

NYテロが起きた頃、私は、とある職場にいた。
証券会社等ではないが、金融も含めて様々な情報を取り扱っている場所だ。

ちょうどWTCに飛行機が突っ込んだのが日本時間の深夜。寝ようとしていた時のことだった。
テレビ越しにあの光景を見た時、様々なことが頭に浮かんだ。

これは現実か?
シャレにならん。こんなことしたのは誰だ?
飛行機とビルの人たちは大丈夫なのか?
これから大きな戦争が起こるのかもしれない。
何かが終わって何かが始まるきっかけなのかもしれない。
…どっちにしても明日の仕事はとんでもないことになる。

翌日、やはり職場は大混乱だった。
犠牲になった多くの方々(特に救出に行き犠牲になった消防士の方々)に涙し、重い気分で職場に向かったが、着いた途端、そんな気分ではいられないくらい職場はドタバタになっていた。
その日以降、非常事態時に点く警告灯が何日もずっと点きっぱなしで、いろいろな場所から様々な確認の電話が殺到した。

「○○のデータが取れないんですが、どうなってるんですか!?」
どうなってるってアンタ…そんなこと聞くまでもないよね?
「全然情報がつかめなくてお客様がだいぶ怒ってるんですが…」
その客はニュースの類をいっさい読まないのか?それとも読んだ上で怒ってるのか?こっちの方が怒るわ!

データの中には数ヶ月経っても復旧の見込みが立たないものもあった。
そして日経平均もどんどん下がっていく。



日経225ノーロードオープンを購入したのはこの頃だった。
日経平均株価に連動するパフォーマンスを目指す投資信託。ちなみにノーロードとは購入時に手数料がかからないものらしい。

投資信託とは、一般の投資家(投資信託を購入する人たち)から集めた資金を、プロに任せて運用してもらうものだ。運用の結果、収益が得られれば、その収益を分配金などにして投資家に還元したり、そのまま再投資したりする。分配金は株で言えば配当のようなものと捉えて良いだろう。ちなみに株価は投資信託でいうと基準価額になる。投資方針に沿ってプロが組んだポートフォリオ。その運用資産が細かい単位に分割され金融商品となり、それを一般投資家が買うという感じで捉えれば良いのだろう。

投資信託のメリットは以下のような感じだ。
・株式投資と異なり、個々の株について細かい知識を必要としなくてすむ。
・プロに任せられる。

投資信託は一般的に個人よりも莫大な資金を動かしているため、投資方針に沿った売買をしやすい。
また、投資信託の購入者は、投資方針に賛同して出資すれば、個々の株について細かい知識を必要としなくてすむ。どちらかというと、株取引などをする時間的な余裕がない人たちや中長期保有ができる人たちに向いているのかもしれない。リスク・リターンは投資信託の性格によって大きく異なる。
知識という点においては、外国の投信などは良いのかもしれない。普通の人は情報を得にくいので。例えば、中国やインドなどは今後、一層の発展が予想されているが、個々の株式について詳しく知っている人はあまりいないだろう。そういう時に中国株投信やインド株投信などを選ぶと良いわけだ。

それに対してデメリットは…何といっても信託報酬等の手数料だろう。
自分の資産を他人に運用してもらっているのだから、それに対して報酬を払うのは当たり前のこと。しかし、預けた資産が目減りしても報酬を払わなければならないので、信託先を誤って選んでしまうと、基準価額は下がるわ、手数料は取られるわで、どうしょうもない。
外国投信は運用側も強気なのか、わりと手数料が高い。

…と、投資信託の簡単な説明をしたところで、日経225投信だが、買った理由はNYテロの影響で異常に価格が下がっていたからだ。
冷たいように感じられがちなのだが、個人感情と投資判断は別のものだし、それらは互いに矛盾しあっていても両立し得るものだと考えている。なお、投資といった個人的なことに限らず、「多くの人たちの利益=全体利益」を追求する時など多くのことに関しても、感情と理性は必要に応じて混同させたままにせずに完全に切り分けるべきと思う(もちろん「必要に応じて」であって「常に」ではない)。その方が感情的になってゴタゴタになるよりも、結果的に最善のルートを辿ることが多いように思えるからだ(具体例は「会社は誰のものか」に)。個人的には感情を重視し続けて泥沼に陥るよりも、さっさと切り離して最善の行動を模索した方が温かいし人道的と思うのだが、これは自己肯定しすぎになるのだろうか。

話がそれた。
当時、テロとその後の戦争に関して、様々な疑惑や理不尽に対して憤りを感じていたが、それと同時に投資そのものに関しては仕込み時期と捉えていた。明らかに景気実態と株価が乖離していたため、いずれ回復するだろうと思っていたからだ。まさかこれほどまで長く影響するとは思わなかったが。

そんな考えでこの投信を仕込んだのだが、結局、回復までの期間とそれによる逸失利益を考えた結果、早い段階で切り離す事になった。
購入してから切り離すまでの一連の流れで感じたが、投資信託は株式と異なり、自分自身で売買の細かいタイミングをコントロールできないのがもどかしい(ETFはそういう投信の欠点をカバーしているようだが、やったことはない)。
投資信託はたぶん性格によって向き不向きがあるのだろうと思う。


サハダイヤモンド~ダイヤモンドは眠らない~
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by mlsenyou | 2005-08-29 02:11 | 思ひ出株 | Trackback | Comments(2)
 
ソフトバンク~やっぱり売り時は難しい~
ソフトバンク(銘柄コード:9984、東証一部)

言わずと知れたベンチャーの雄。ヤフー日本テレコムを傘下に収め、野球チームを持った上に携帯事業にも参入しようとしている。あれだけの大企業なのに常にチャレンジをし続けているところがすごい。

今、ソフトバンクは「通信」というイメージが強い。
しかし、昔は数多くのベンチャー企業への投資や買収を手がける企業で、それらの保有株式の含み益を収益の源としていた。そしてそれを背景に社債を大量に発行、銀行に頼らず市場から資金を直接調達する直接金融のスタイルをとる企業だった。

ちなみに間接金融はというと、例えば、企業が銀行から資金を借り入れるという一般的な形態のことをイメージすれば良い。なぜ「間接」なのかというと、銀行等の金融機関が企業に貸し出す資金の元は預金であり、企業には我々の金が金融機関を通じて間接的に流れているからだ。

ソフトバンクは直接金融偏重の資金調達スタイルをとっていた。
その手法は市場での評価が高いうちは良いのだが、いったん評価が下がると非常にリスクが高くなる。
ITバブル崩壊、NYテロ。
日経平均は大幅に下がった。
日経平均だけではなく、他の市場も軒並み下がった。
それは、ソフトバンクが有するベンチャー企業の株価も下がるという事を意味していた。

傘下の企業の株価が下がれば含み資産も下がる。
保有株式の含み益を背景に大量の社債を発行していたソフトバンクにとって、社債の返還時期というのは非常に大きな問題となったのだ。
5年かけて1650億円の社債償還(数字間違ってたらすいません)。
償還するには大量の資金を調達する必要がある。
しかし、シビアな資金供給者にとって、含み益を失った企業に金を出すことなど考えられない。リスクがあまりにも高いからだ。そうなると、直接金融による資金調達はきわめて難しくなる。

では、間接金融は?
銀行はソフトバンクに金を貸していないので、助け舟を出さない。出す意味がない。

直接でも間接でも資金調達ができない。
何もしなければ社債償還ができず、シナリオは…という、危機一髪な時期。リスクは非常に高く、買うのをためらう人も多かっただろう。しかし…

買っちゃった(笑)

理由は「安かった」から。
何せ、今現在のソフトバンク株価は5000円以上だが、当時は3ケタだったのだ。過去の水準でみても一番安い。日経平均の全体的な下げを考慮したとしても、これほど安かったということは、それだけ倒産リスクが高いと思われていたのだろう。

「たぶん、つぶれない」

そんな何も考えていないに等しい安易な予測(直感)で買った時の株価は900円台だった。
財務体質が健全な株を買う方針でいるはずなのだが、こういうハイリスクな株を買ってしまうことがたまにある。
「魔が差す」というが、気が抜けている時、こういう買い方をしてしまう癖が自分にはあるようだ。ひょっとしたらこういう直感・博打系の方が本当の自分なのかもしれないが。

私が買った後、ソフトバンク株は更に下がり、その月には最安値の827円をつけてしまった。
この時は、さすがに失敗したかと焦った。その後、徐々に回復していくが、失敗感は拭えない。
「やっぱり何も考えずに買うもんじゃない…トントンになったらさっさと手放そう」
そう思い、1200円手前くらいで早々に手放してしまった。

すると、憎らしいことに株価はドンドンと上がっていく。すぐに1500円台になった。
もう少し我慢して持っていれば利益もだいぶ変わっていたのだった。

売り時は難しい。
売り時は買い時の比にならないくらい難しい。
なぜ難しいか?
それは欲が出るから。
あるいはビビるから。

上手に売れる人はたぶんこの辺のマインドコントロールが上手いのだと思う。
デイトレーダーで成功する人はきっとほとんど執着しないで売り買いできるのだろう。
いつも思うが、売り時を上手くしたいと思う。



日経225ノーロードオープン~テロの頃、そして思考の切り分け~
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by mlsenyou | 2005-08-24 01:47 | 思ひ出株 | Trackback | Comments(0)
 
スクウェア・エニックス~合併~
スクウェア・エニックス(銘柄コード:9684、東証一部)

「ドラゴンクエスト(DQ)」
「ファイナルファンタジー(FF)」
社会現象になったくらいだから、知らない人はいないと思うが、これらを出している会社がスクウェア・エニックス(以下スクエニ)だ。
この会社が元々は別々の会社だったことも、たぶんほとんどの人が知っていると思う。
念のために書くと、DQはエニックス、FFはスクウェアだ。

合併前の両社はなかなか面白い会社だった。
まず、エニックスはDQシリーズが出た年とそうでない年の売り上げがまるで違う。
その差を埋めようとして様々な形で売り上げ補完するうちに既存資産の再利用が上手くなった。
例えば、DQという資産を使ってリメーク作品を作ったり、プログラムの使いまわしで開発コストを下げたり、雑誌を出版したり、外伝をつくったり…と。
今のゲームは開発に莫大なコストを要するため、多くの会社が資産を有効活用しているが、エニックスは早い段階でこれらを行っていたのではないだろうか。砂漠でDQという恵みの雨を待つサボテンのように効率の良い経営をしていたような気がする。それでいてチャレンジャーのような作品も作る。DQがあったからチャレンジも出来たのかもしれない。

そしてスクウェア。
FFシリーズでは毎回新しい試みをして、常にグラフィック面で業界をリードしていた。
そして、FFから派生させて様々なゲームをシリーズ化していく。
エニックスよりもヒットするシリーズを持っていたが、再利用よりも新しい領域の開拓と限界を求めたがる企業文化らしく、開発コストがかかっていそうなゲームが多かった。案の定、FFの映画化でコケて、ソニーコンピュータエンタテイメントに出資してもらうはめになる。

そんなエニックスとスクウェア。企業文化がずいぶんと違っているが、両社の長所は両社の欠点を補完するのにちょうど良かったのかもしれない。合併は意外だったが、考えてみると納得のいくものだった。
DQもFFも開発期間が延びていき、それに伴って谷間の年の売り上げ補完が問題になってくる。
ならばDQとFFを交互に出せば谷間も短くなる。
そしてスクウェアの豊富な資産にエニックスの再利用文化を合わせれば、様々な企画が浮かんでくる。
売り上げの補完は以前よりも容易になる。
うーん、必然といえば必然だ。

ちなみに合併には種類があり、吸収合併新設合併がある。
吸収合併とは元の会社のうち一方が解散して、もう一方が存続会社となる合併をいう。
新設合併とは元の会社の両方が解散して、新しい会社を立ち上げる合併をいう。
ほとんどの会社は合併する時、吸収合併の形をとる。
というのは、新設合併の場合、新しい会社を立ち上げるために様々な手続きが必要になり、面倒なのだ。それに比べ吸収合併の場合、既にある会社なので手続き面で新設合併よりも簡単にできる。当然、スクウェアとエニックスも多くの企業の例にもれず吸収合併を行い、エニックスが存続会社、スクウェアが解散という形になった。

しかし、この合併というものは株主にとっては面倒なものだ。
何しろ合併比率なるものが大いに関係してくるからだ。
簡単にいうと、A社とB社の発行済み株式数や株価が異なったり、収益力に差がある場合、それに応じて何対何という割合で持ち株数が変わってしまうのだ。例えばA社とB社の比率が1対0.7でA社株を100株もっていたとしたら、合併後には100株が70株になってしまう。もし合併後のAB社の売買単位が100株単位だったら、70株は市場で売買できる単位を割ってしまい、特別な手続きが必要になってしまうのだ。

当時、私はスクウェア株を持っていた。
そしてエニックスとの合併比率はスクウェア1に対し、エニックス0.85。100株単位。
私の持ち株数は85株になり、最低単位を割ってしまった。

もちろん、スクエニもこのような株主に対し救済策を示す。
「残り15株を買って帳尻を合わせませんか?」という手紙を送ってきた。まあ100株単位の方が向こうも管理コストを省けるのだろう。こちらとしても簡単に売買できた方がいいので、15株を追加購入したい。しかし追加購入は出来なかった。
というのは、私が口座を開いているネット証券ではシステム上の問題のためか、帳尻を合わせる事ができないそうなのだ。
仕方ないので85株のまま保有し続けることにした。

持ち株数が減った上、スクエニの株価もなかなか上がらず、しばらくの間、私のスクエニ株はマイナスだった。
その後、DQやFF情報などが市場に流れると株価が徐々に回復。マイナスからプラスに転じたが、最低単位を割っていたので、売りに出す時、書類を書いて証券会社へ郵送しなければならなかった。確か到着した日の株価で売られることになっていたので、自分が本当に希望した値段で売ることができない。しかもインターネットではなく書類なので、手数料もかかる。
そのため利益はほんのわずかだった。

合併はめったにないが、実際に起こってしまうとそれはそれで面倒くさい。
よほど詳細が分かっていない限り、合併銘柄には手を出さない方が良いだろう。

なお、現在、自社株買いが認められているが、これが認められた理由の一つには合併時の合併比率を調整する目的もある。

今回の記事は長すぎる上に分かりにくかったかも。
もう少し簡潔に訂正するかもしれません。

最後に疑問が残っていた。
確か、スクエニの合併前にはスクウェアとエニックスとナムコが株式を持ち合っていたと思った。
合併の際、ナムコがフラれてしまったのは何故だろう?

※8月22日のニュースによると、スクエニがタイトーを完全子会社にするそうです。
ハドソンはだいぶ前にコナミの子会社になってるし…ゲーム業界の変遷に若干の寂しさも感じる。高橋名人はどうなったんだろう?そして15連射と16連射の違いはどのくらい大きかったんだろう?


ソフトバンク~やっぱり売り時は難しい~
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by mlsenyou | 2005-08-20 03:09 | 思ひ出株 | Trackback | Comments(0)
 
りそなHD~持ち株会社の謎と「会社は誰のものか」~
りそなHD(銘柄コード:8308、東証一部)

大手の銀行ほど沿革が分からなくなるところも珍しい。これらの合併前の銀行を正確に言える人は少ないのではないだろうか。合併前の銀行のさらにその前などとなるとわけが分からなくなってくる。

りそなHDも数々の合併を繰り返した企業といえる。
記憶している限りでは、確か大和とあさひが合併、その前に埼玉銀行や奈良銀行なども合併していた。その上で持ち株会社化した複雑な歴史を持った企業であることは間違いない。

ホールディングス。
銀行に限らず、最近は多くの企業が持ち株会社を作って今までの企業をその傘下におさめるといった経営手法をとり始めている。
ホールディングスというと響きはカッコいいが、その裏にはそれまでの企業とは異なり、ごまかしのきく部分があるような気がする。公的資金の一件でそれを感じた。

周知の通り、りそなは以前に破綻危機を迎え、大量の公的資金注入を受けている。
国営銀行化する危険もあったが、国の支配を避けるため、公的資金の注入方法は普通株ではなく、優先株発行という形になった。配当を優先的に与える代わりに株主議決権を与えないタイプの株式だ。

この騒ぎの時、りそなHD株は揺れに揺れた。
公的資金が投入されずに破綻するのではないか。
公的資金投入による国営銀行化に伴い上場廃止になるのではないか。
そんな様々な噂と憶測が飛び交い、仕手筋の喜びそうな相場が展開される。

当時、私は優先株の発行元がどこなのかが気になった。
東証に上場しているのはりそなHD株。
新聞などで見る公的資金注入先はりそな銀行。
りそな銀行はりそな銀行であり、りそなHDではない。
そうすると公的資金注入先は上場銘柄ではなく、上場銘柄の子会社であることが分かる。
ホールディングスといっても、子会社は子会社だ。
経営上の必要性によっては親子の資本関係を切り、グループから外すことも考えられる。
つまり、上場廃止の可否はその後のホールディングスの経営状態しだいということになる。
といっても、この時の騒ぎは、救済がない限り上場廃止になるのは確実だったが。
しかし…そうだとしても…

まぎらわしい。

分かりづらい。
株取引してる人の中には絶対にりそな銀行とりそなHDを混同している人もいるはずだ。
どっちにしても、この辺りがホールディングスのごまかしというか、隠れ蓑になる部分の一つなのだろう。未熟なことにその他の隠れ蓑の手段がすぐに思いつかないのだが、他にもたくさんごまかせる余地があることは容易に想像できる。
商事系の法律改正は経済界の意向に大きく影響されるから、株取引をする時も経済界の意向を意識しておいた方がいいということだ。
つまり、株主側の視点だけでなく、経営陣側の視点で株取引を考えることが大切ということだ。

なお、少し前に「会社は誰のものか」という問いかけがなされ、「株主のものだ!」「社員のものだ!」などという議論がなされたが、個人的には株主のものか社員のものかという言い争いは同じ土俵で論ずるものではないと思う。理論面でいえば株主のものになるのは当たり前で、実質面や感情面でいえば社員のものといってもおかしくはない。つまり言い争いの前提となる次元が異なるのだ。異なる次元で言い争ったって結論が出るわけはない。

経済に限らず、その他多くの面で次元の異なる論争は繰り返されている気がする。
「○か×か」ではなく、両方とも○だけど、その○は見方によって異なる相対的なもの。
相対的な見解を「すべてにおいて○」なんていう絶対的な見解にしようとして、次元の異なる論争をしているものが多いと思う。
何でもかんでもそういう事でしか論争できないのはゴリ押しの力押しでバカなんじゃないかと思うが、みなさんはどうお考えでしょう?いつまでたっても結論の出ない論争なら「そもそも論争の前提が間違っているのではないか」と疑ってみるべきだと思う。
という感じで、多少毒舌の入った意見でりそなHDの記事を終えるのだった。

…と思ったが、肝心の株取引のことを書いていなかった。
結論から言うと、下がった時に復活するのを予想していたので60円台の時に仕入れていた。
しかし、購入単位が少なかったことと売り時が下手なのが影響して、小遣い程度の利益にしかならなかった。売りのタイミングを上手くしたいと常々思う。


スクウェア・エニックス~合併~
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by mlsenyou | 2005-08-14 14:58 | 思ひ出株 | Trackback | Comments(3)
 
スターバックス~コーヒーで癒されない胃の痛み~
スターバックス(銘柄コード:2712、大証ヘラクレス)

特別損失のニュースが出た日、その銘柄はストップ安になるけど、数日以内で元に戻る。

初めての株取引・プリマハムで誤った教訓を得てしまったことが、この銘柄で大きく響いた。

スターバックスは元々コーヒーの優待券目当てで買った株だ。
この株を買うとドリンク券がついてくるのだが、当時はろくに調べもせず「きっと優待がついてくるだろう」という予測で買ったのだった。極めて適当な買い方。しかも一気に10株。
我ながらアホとしか言いようのない買い方だった。

ところで、株をしている人でスターバックスの時系列データもしくはチャートを見れる人は見てみよう。2002年2月に17650円下げているのが分かるだろう。
誤った教訓はここで大活躍した。

スターバックスは株式上場で得た資金を使い店舗数を急拡大していた。
そしてスターバックスの濃いコーヒーが一躍ブームになる。
店はどこも満員で、まさにスタバの天下。
しかし、ブームはやがて収まっていくもの。
売り上げが徐々に収まっていくにつれて、いろいろなほころびが目立つようになってきた。

「ちゃんとリサーチしてるのか?」と思うような謎の出店。
為替に影響されすぎのコーヒー豆の仕入れ。
経理のズサンさや社員、アルバイトへの過剰優遇の噂。
本社との不利なライセンス契約。
新興市場銘柄ならではのイケイケな甘いミスを見事にやってくれていた(おそらく今は改善されていると思うが)。

当然、当初のスターバックスの業績は良くなかった。
そんな時、期待値で動く新興市場はとても冷たい。
ストップ安、もしくはそれに近い下げが3連発来た!
誤った教訓を信じていた私は「ストップ安は買い!」と思い、ナンピンを決め込む。
ナンピン!(10株)
翌日、さらにストップ安。
負けずにナンピン!!(10株)
翌々日もストップ。
わずか3日で我が資産ポートフォリオは含み益から超含み損になってしまった。

下手なナンピン、スカンピン
もしも株取引に教科書があるなら必ず載るだろうと思われる程の派手な失敗。
教育費にしちゃあ痛すぎるよ、こいつは。

その後、このコーヒー屋の株価は2万後半から3万半ばくらいの間を彷徨っていた。
「下手なナンピン」で平均単価を下げていたため、株価が3万半ばになった時、含み損の幅もかなり縮まった。しかし勝って終わらせないと気が済まず、ホールド。するとそこからさらに下げの方向に進み、その上NYテロも起きてしまい…

9840円つけちゃいました。
購入平均単価は3万半ばです…


いくら優待券が届いたって、いくらコーヒー飲んだって、この頭痛と胃の鈍痛は治まらないっつうの。
あまりにもムカついたので、さらにナンピン。
下手なナンピンだろうが何だろうが、ここまで来ればもはや意地。利益の出ていた株を売ってナンピンし平均単価を大幅に下げた。
しかし、それでも9840円から含み益を出すのは至難の技。当時の日経平均の全体的な弱さも影響し、最安値から値段を回復するにはあまりにも時間がかかった。

結局、最後のナンピンからかなり長い間塩漬けになってしまったのだった。
でも、きっと最後のナンピンをかけなかったら、今でも持ち続けていたか、大幅な損切りをしていたのだろう。最後のナンピンが超最悪の状況を最悪まで引き上げてくれたのだった。まあ、こんな買い方はナンピンと言えるのか疑問なのだが。一応ナンピンと言ってしまおう。

ここで、ある豪傑の話を思い出した。
その人は合併前からりそな株を持ち続け、含み損を抱えるたびにナンピンを繰り返し、しまいにはものすごい株数と含み損になっていたそうな。
そして、国有化の危機。株価は猛烈に下げる。含み損は計り知れない額になる。そこでこの人は…
意地の猛烈ナンピンをした。

そして最後には4ケタ万円の利益を出して勝ったらしい。
何年持ち続けてのかは分からないが、まさに豪傑そのものだった。

ここで、教訓。
ナンピンで負け続けたら意地のナンピンを繰り返す。
「大勝or収支トントン」か「収拾のつかない大敗」のどっちかになります。

…とてもハイリスク!ここまで行くともはや博打と変わらない?
まあ、キリの良い時に損切りした方が全体的な安定は保てるでしょう。
ちなみに私のスタバは「大勝or収支トントン」の「収支トントン」の方。ハイリスクローリターンというとても危ない橋を渡ったのだった。さすがにもうあんな失敗はしたくない。


りそなHD~持ち株会社の謎と「会社は誰のものか」~
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by mlsenyou | 2005-08-11 02:39 | 思ひ出株 | Trackback | Comments(1)
 
USEN~社長~
USEN(銘柄コード:4842、大証ヘラクレス)

上場銘柄の中には「多くの○○信奉者が保有」する株がある。
信奉者が多くて有名なのはマネックス・ビーンズHD(銘柄コード:8698)だろうか。松本大氏ファンがマネックス株を持ち続けているというのは以前に聞いたことがある。私も「この人の経営する会社なら買ってもいいかな」と思う人物がいる。
一人はワタミの渡邉美樹氏。
もう一人はUSENの社長、宇野康秀氏だ。
ちなみに最も尊敬するのはヤマトグループの故小倉昌男氏。しかし!ヤマト運輸株は高くて買えましぇん…4ケタで1000株単位はサラリーマン時代はとても痛く、手が出せない金額だった。今でもわりと迷ってしまう。迷う事にはいろんな意味もあるが。

宇野康秀氏が率いるUSENの以前の社名は有線ブロードネットワークスといい、有線放送事業等をメインに行っていた(今もメインだが)。
私が初めて彼を知ったのは、ニュースで「光ファイバー事業に乗り出す」という発表をした時だった。当時はまだブロードバンド利用者が少なく、各社がADSLで競いあおうとしている頃だった。有線事業をしている関係も大きいのだろうが、彼は一過性のADSLではなくその先の光の時代を見越していたのだ。ADSLで競い合えば自然と体力勝負になり、必然的に大きい会社が勝つことになる。しかも勝ったところで値段競争が激しすぎるため採算が合わない。それを読み、あえて先手を打ったように思えた。
当時、ブロードバンドに切り替える時はADSLを飛ばして光にしようと思っていた私には衝撃的だった。光に切り出すタイミングが非常に早く、他者とは明らかに一線を画していたからだ。
現在、USENの光事業は順調に推移している。
この会社の光事業の特徴としては「全国どこでも」でないことがあげられる。NTTのように半分公共事業の会社ではないので、エリアを絞って戦略的なサービスを展開する事ができるのだ。
戦略として選んだのはマンション等の集合住宅。採算面で効率が良いからだ。この社長、先進性を有しているだけでなく、実は手堅い。ヘラクレス上場の銘柄だが、新興市場にありがちなイケイケ系とは色合いが違う。

さらにチャレンジ精神も旺盛だ。GyaOのようなインターネットテレビも展開し、社長本人が「REAL BUSINESS」という番組を持ち、注目されている企業家と対談している。
さらに後に記事にすることになるが、彼は人材派遣会社「インテリジェンス」も立ち上げている。光通信と人材派遣。今は既に大きな市場になっているが、宇野康秀氏はこれを想定して何年も前にこれらの事業を立ち上げていたのだ。

…などと宇野氏をベタ褒めしているが、彼はそれだけすごい経営者ということだ。もちろん会って話をしたことなどなく、外部からの勝手な評論だ。

さて、この銘柄、上場してからどんどん株価が下がった。
確か初値が16万くらいと思ったが、私が買った時は4万円台。
その後、NYテロなどがあり頭痛がしてくるレベルにまで株価は下がる(確か9800円くらいまで下がったと思った)。しかし、宇野氏の先見の明に中長期投資を決め込んでいたため、損切りなどはまったく考えず、テロの余波が薄まるのを待ち続けた。日経平均でいえばまだテロ前の水準には戻っていないので、テロの余波はまだ続いているのかもしれない。しかし、USEN保有時はある意味、受難の時期といっても良かった。猛烈な含み損ばかりの株を持ち、ごく少ない含み益の株を売る。そしてその金を東南アジアの旅の足しにする…時代が今ならもっと良い宿に泊まれたかもしれないのに!と試しに言ってみる。
まあ、旅中でどんなに儲かったとしてもおそらく安宿に泊まり続けるだろうけどね。

そんなUSENだったが、受難の時期を乗り越え、株式分割という形で中期保有の期待に応えてくれたのだった。
その後も、わりと短期ではあるが、この銘柄を何度か売買している。
インテリジェンスも含めて、まさに宇野氏様々だ。

優れたベンチャー経営者は先見性はもちろんのこと、手堅さとチャレンジ精神を兼ね備えていることが必要と思う。手堅さとチャレンジは一見矛盾するように思えるかもしれないが、両立するものだ。これができている経営者がいる企業は非常に成長性がある。
そのためには企業内容だけでなく、経営者を知ることも大切なのではないだろうか。
それが、USENを売買した時に感じたことだった。


スターバックス~コーヒーで癒されない胃の痛み~
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by mlsenyou | 2005-08-08 19:38 | 思ひ出株 | Trackback(2) | Comments(0)
 
アラビア石油~ピンチはチャンス…かも~
アラビア石油(現AOCホールディングス、銘柄コード:5017)
富士石油と経営統合。持ち株会社。

最近、ガソリンの価格が高いですね。
会社や個人のコスト負担もだいぶ大きくなっているのでしょうね。
ある時期を境にして、エネルギー革命が起きたりして。

新エネルギーとしては燃料電池がかなり有力ですね。
愛知博で有名になったメタンハイドレートは個人的には微妙と思います。
日本にたくさん資源があるのはいいけど、深海にあるため採算が合うのか?採算があったとしても受け入れられるのか?といった疑問。既存のエネルギー業界からの反発が燃料電池よりもありそうな気がするんですよね。具体的な根拠はなく、あくまで何となくです。メタンハイドレートが主流になれば日本はウハウハにはなりますけどね。
できれば、新たに資源を採掘したりしないで、今ここにあるもの(太陽地熱排熱)を有効利用して欲しいと思います。日本の技術ならそれを可能にできるのではないかと将来に期待。

さて、いきなり話が脱線しましたが、アラビア石油。
社名に「石油」と名がついていることから分かるように、石油を扱ってます。
油田やガス田の採掘権を取得開発している会社で東証一部上場企業です。
「あれ?東証一部銘柄は買わないスタンスだったのでは?」と思うかもしれませんが、あくまでそれは基本スタンスなので、こだわりではありません。必要と思えば、東証一部上場銘柄も短期売買もためらわずにやります。

この株に目をつけたのは、採掘権の終了の問題でした。
サウジアラビアとクウェートのどっちだったかは忘れましたが、この採掘権を失うと企業運営がやばい!という問題に直面している時期でした。

はっきり言ってピンチです。
しかし、それでこの会社が終わるわけはない。
採掘権の問題は国益にも関わることだから、政府も積極的に動くでしょう。
冷静に考えれば、つぶれるわけはないのです。
むしろ「ピンチかも!」で売られている株を安く買っておけば、一時的に含み損をしても、結果として勝つことはできるということ。含み損は売らない限りリアルな損にはならないということです(といっても損切りが必要な局面はでてきますが)。
背景や時間軸を冷静に見つめればピンチはチャンスになるということです。

そんな考えでアラビア石油を買いました。
案の定、アラビア石油は新たな契約を結んでメデタシメデタシ。
儲けはというと…塩漬け株に足をとられてわずかしか仕入れることができず、チョボチョボ。
たまに良い分析をしても結果はいつもショボイ…トホホです。

USEN~社長~
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by mlsenyou | 2005-08-06 14:31 | 思ひ出株 | Trackback | Comments(0)


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1976年の早生まれ
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