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by mlsenyou
 
日経225ノーロードオープン~テロの頃、そして思考の切り分け~
日経225ノーロードオープン(投資信託)

最近、日経平均が急激に回復した。ずいぶん急激な回復の仕方なだけにまた急激に下がったりするんじゃないかと少し心配。しかし、株価がここまで戻るまで本当に長かった。NYテロの余波はあまりにも大きすぎた。ただ、回復してきたこと自体にある種の感慨を覚えている。というのも…

NYテロが起きた頃、私は、とある職場にいた。
証券会社等ではないが、金融も含めて様々な情報を取り扱っている場所だ。

ちょうどWTCに飛行機が突っ込んだのが日本時間の深夜。寝ようとしていた時のことだった。
テレビ越しにあの光景を見た時、様々なことが頭に浮かんだ。

これは現実か?
シャレにならん。こんなことしたのは誰だ?
飛行機とビルの人たちは大丈夫なのか?
これから大きな戦争が起こるのかもしれない。
何かが終わって何かが始まるきっかけなのかもしれない。
…どっちにしても明日の仕事はとんでもないことになる。

翌日、やはり職場は大混乱だった。
犠牲になった多くの方々(特に救出に行き犠牲になった消防士の方々)に涙し、重い気分で職場に向かったが、着いた途端、そんな気分ではいられないくらい職場はドタバタになっていた。
その日以降、非常事態時に点く警告灯が何日もずっと点きっぱなしで、いろいろな場所から様々な確認の電話が殺到した。

「○○のデータが取れないんですが、どうなってるんですか!?」
どうなってるってアンタ…そんなこと聞くまでもないよね?
「全然情報がつかめなくてお客様がだいぶ怒ってるんですが…」
その客はニュースの類をいっさい読まないのか?それとも読んだ上で怒ってるのか?こっちの方が怒るわ!

データの中には数ヶ月経っても復旧の見込みが立たないものもあった。
そして日経平均もどんどん下がっていく。



日経225ノーロードオープンを購入したのはこの頃だった。
日経平均株価に連動するパフォーマンスを目指す投資信託。ちなみにノーロードとは購入時に手数料がかからないものらしい。

投資信託とは、一般の投資家(投資信託を購入する人たち)から集めた資金を、プロに任せて運用してもらうものだ。運用の結果、収益が得られれば、その収益を分配金などにして投資家に還元したり、そのまま再投資したりする。分配金は株で言えば配当のようなものと捉えて良いだろう。ちなみに株価は投資信託でいうと基準価額になる。投資方針に沿ってプロが組んだポートフォリオ。その運用資産が細かい単位に分割され金融商品となり、それを一般投資家が買うという感じで捉えれば良いのだろう。

投資信託のメリットは以下のような感じだ。
・株式投資と異なり、個々の株について細かい知識を必要としなくてすむ。
・プロに任せられる。

投資信託は一般的に個人よりも莫大な資金を動かしているため、投資方針に沿った売買をしやすい。
また、投資信託の購入者は、投資方針に賛同して出資すれば、個々の株について細かい知識を必要としなくてすむ。どちらかというと、株取引などをする時間的な余裕がない人たちや中長期保有ができる人たちに向いているのかもしれない。リスク・リターンは投資信託の性格によって大きく異なる。
知識という点においては、外国の投信などは良いのかもしれない。普通の人は情報を得にくいので。例えば、中国やインドなどは今後、一層の発展が予想されているが、個々の株式について詳しく知っている人はあまりいないだろう。そういう時に中国株投信やインド株投信などを選ぶと良いわけだ。

それに対してデメリットは…何といっても信託報酬等の手数料だろう。
自分の資産を他人に運用してもらっているのだから、それに対して報酬を払うのは当たり前のこと。しかし、預けた資産が目減りしても報酬を払わなければならないので、信託先を誤って選んでしまうと、基準価額は下がるわ、手数料は取られるわで、どうしょうもない。
外国投信は運用側も強気なのか、わりと手数料が高い。

…と、投資信託の簡単な説明をしたところで、日経225投信だが、買った理由はNYテロの影響で異常に価格が下がっていたからだ。
冷たいように感じられがちなのだが、個人感情と投資判断は別のものだし、それらは互いに矛盾しあっていても両立し得るものだと考えている。なお、投資といった個人的なことに限らず、「多くの人たちの利益=全体利益」を追求する時など多くのことに関しても、感情と理性は必要に応じて混同させたままにせずに完全に切り分けるべきと思う(もちろん「必要に応じて」であって「常に」ではない)。その方が感情的になってゴタゴタになるよりも、結果的に最善のルートを辿ることが多いように思えるからだ(具体例は「会社は誰のものか」に)。個人的には感情を重視し続けて泥沼に陥るよりも、さっさと切り離して最善の行動を模索した方が温かいし人道的と思うのだが、これは自己肯定しすぎになるのだろうか。

話がそれた。
当時、テロとその後の戦争に関して、様々な疑惑や理不尽に対して憤りを感じていたが、それと同時に投資そのものに関しては仕込み時期と捉えていた。明らかに景気実態と株価が乖離していたため、いずれ回復するだろうと思っていたからだ。まさかこれほどまで長く影響するとは思わなかったが。

そんな考えでこの投信を仕込んだのだが、結局、回復までの期間とそれによる逸失利益を考えた結果、早い段階で切り離す事になった。
購入してから切り離すまでの一連の流れで感じたが、投資信託は株式と異なり、自分自身で売買の細かいタイミングをコントロールできないのがもどかしい(ETFはそういう投信の欠点をカバーしているようだが、やったことはない)。
投資信託はたぶん性格によって向き不向きがあるのだろうと思う。


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by mlsenyou | 2005-08-29 02:11 | 思ひ出株 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 後輩より at 2005-08-31 12:32 x
あの当時のお客様って本当にどうしようもない事
言ってきましたよね・・(^^;)
みんな損をしたくないからしょうがないのかもしれませんが、
当時はまったく理解できませんでした=3
Commented by mlsenyou at 2005-09-01 10:42
>後輩
大混乱だったからね(^^;)
花○殿たちはもっと大変だったんだろうなー。
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