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by mlsenyou
 
大理古城
その城壁に囲まれた街こそが、私が大理に求めていた姿だった。
門には「大理」と書かれている。おそらくここは昔からある大理の街なのだろう。
今までの中国とは明らかに異なる雰囲気を持った街並みに大きな魅力を感じ始めていた。

ワゴンは道端に停まり、そこで自由時間が始まった。
歩いていると地図売りの女性が声をかけてきた。ここで初めて大理の正確な地図を手に入れる。
地図を開いて現在の場所を確認してみる。「大理古城」ここは呼ばれる街らしい。なるほど、ワゴンで早足に通り過ぎていった街は新街だったのか。どうりで街並みに歴史を感じないわけだ。

後で知ったのだが、この大理という場所は、モンゴル帝国に組み入れられるまでは「大理国」という独立国だったらしい。
その名残なのだろう。この街は白族という少数民族が多く、鮮やかな衣装を着た女性達がたまに街を歩く。銀が名産なのか、店には銀細工を扱う店が多い。ちなみに大理石の名前の由来はここから来ている。
一日観光をしなければ、たぶんここに来る事もなく新街で淡々と街歩きをしていたのだろう。そう考えると、大理駅前に何も無かったのは運が良かったのかもしれない。

街歩きを楽しんでいる間に、自由時間は終わりを告げた。
この先はどこに行くのだろう。

全員が集まり出発の準備が整うと、ガイドは私と数人を呼び、ここで降りるよう指示した。
新婚夫婦のように何もない場所で降ろされなかったことにホッとし、同時にこの街に長くいられることを幸運に思った。

どういたしましてに感動する。(大理)
中国・目次
大理古城_b0007425_1114957.jpg

大理門。このような城壁が街を囲んでいる。
by mlsenyou | 2004-09-11 10:54 | 中国 | Trackback | Comments(0)
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プロフィール
1976年の早生まれ
埼玉県出身。
3年半リーマン生活の後、半年間、中国+東南アジア10カ国を旅する。
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