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by mlsenyou
 
カッパドキア~気球に乗ってどこまでも…怖かった~
私は高所恐怖症である。
といっても、パニックを起こすほどひどいわけではない。ただ、地に足がついていない状態で高い場所から下を見下ろすと、足の付け根がムズムズしてきてそれ以上見続けられなくなるだけだ。要は他の人より高い所が苦手ということ。

だから、飛行機はあまり好きではない。まして気球などもってのほか。
誰が乗るかい!
…と思っていた。しかし、

彼女に押し切られた。
負けました。あっさりと。

カッパドキアの二日目は、早朝に気球、その後現地ツアーの長距離観光だった。
前日の照りつける太陽に腕が焼かれて腕が真っ赤になっている。見事なバイク焼け。皮がむけ始めるのは帰国前か後か…
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午前5時頃に迎えに来るというので、二日連続の早起き。睡眠時間こそ少ないが、生活そのものは健康的だ。
ピックアップされると、そこには行きの飛行機で一緒だった女性も乗っていた。どうやら同じ気球に乗るらしい。
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舗装のされていない道を通って原っぱに着くと、そこにはいくつもの気球がしぼんだ風船のような状態で横たわっていた。
軽食をとりながら気球の様子を見る。
気球は巨大な扇風機によって空気を送り込まれ、同時に巨大なガスバーナーのようなもので温められている。見る見るうちに大きくなっていった。
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大きくふくらみ宙に浮き上がりつつある気球に乗る。
かごは思ったよりも深く、ふちが胸のあたりまであった。内側には手すり代わりのロープが数本ついている。
全員が乗り込むと、運転手はガスバーナーの炎を勢いづけ、やがて気球は初めはゆっくりと、徐々に勢いを増して浮かび上がっていった。
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上空から見るカッパドキアは地上から見たそれとは違う。全景を見渡すことで初めて分かる岩の様子。たしかに美しい。
しかし、高い。怖い。
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朝焼けの中、別の気球がゆっくりと漂っている。
美しい。
しかし、怖い。
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「我々は高度300メートルの所にいる」
見下ろす数々の気球とカッパドキアの景色。空に浮かぶ無数の気球はまるで夢物語のようだ。
美しい。
しかし、怖い。
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「我々は高度600メートルの所にいる」
他の気球よりもはるか高いところにいる。おかげで遠くの景色もかすんでみえるし、心なしか地平線も見える気がする。
しかし、怖い。
もう勘弁してくれ。高い所はもう十分だ。
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そんな私の祈りが通じたのか、気球は徐々に高度を下げて行った。
そして、着陸態勢に入る。
のんびり漂っていたように見えた気球も、高度が下がるにつれ、かなりのスピードで移動していたことが分かる。
着陸地点は草の生い茂る原野のようだが、地上のスタッフが必死の形相で追いかけてくる。
これは無事に着陸できるのだろうか?

「ロープをつかんで中腰になって!」

乗るときに言われた着陸姿勢をとるが、狭くてなかなか姿勢がとりづらい。
何とか着陸姿勢をとった後、気球は地上にぶつかった。

ドーン!
ドンッ!ドンッ!

ヒザと頭をかごにぶつけた。けっこう痛い。しかしなかなか気球のスピードは止まらない。
「本当に大丈夫か?これ」
そう思ってからしばらくの後、気球はゆっくりと横倒しになった。
とてもゆっくり横倒しになる。
横になると彼女をつぶしてしまう事になるので、斜めになった辺りから私はロープにつかまって懸垂状態。

とうとう真横になった。
周りの人が少しずつかごから出されていく中、私はずっと懸垂。
彼女をつぶしては大変な事になるから、ひたすら懸垂。
そんな努力に気づかず、私の下で彼女は「面白い!また乗りたーい」と笑っている。
何だ?この状態は?
痛いし、とつぜん強制筋トレが始まるし、これは明らかに着陸失敗だろ。
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ようやく救出され、フラフラになりながら呼ばれる方へ行くと、そこにはシャンパンが待っていた。
「乗船終了、おめでとう!」
グラスにシャンパンを注がれ、わけの分からないうちに乾杯。何だか上手くごまかされたような…

その後、長距離ツアーを終えてツアー会社の人にハードランディングだった事を伝えると、「でも、ちゃんと飛んだんだろ?成功だよ!」
と言われた。

宿の人に話すと、
「だから安いところは危険だって言ったでしょ。ハネムーンで死ぬんじゃシャレにならないよ。でも無事で良かったね!」

空の乗り物は着陸が肝。
そして安い会社の気球は危険度が高い。
これを改めて知らされた気球体験だった。
※ちなみにHISのロゴが入っていた気球は見事な着陸でした。
※説明がめんどくさいのでハネムーンという事にしている。

カッパドキア~地下都市とウフララ渓谷~
トルコ・目次
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by mlsenyou | 2010-07-15 15:37 | トルコ | Trackback | Comments(0)
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プロフィール
1976年の早生まれ
埼玉県出身。
3年半リーマン生活の後、半年間、中国+東南アジア10カ国を旅する。
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