人気ブログランキング | 話題のタグを見る

+13392
国内外の旅と株投資+その他のBlog。各国の旅や株関係の記事は「メイン目次」や「カテゴリ」、「検索」からどうぞ。

by mlsenyou
 
うろ覚え解説1(シェムリアップ)
観光地のことをほとんど書いていないので少し。
シェムリアップは言わずと知れた超有名な世界遺産アンコールワットの街だ。
その名前の由来は「シャム(現在のタイ)を倒す」という意味らしい。
当時、この辺りはタイの支配下になったこともあった。
街を奪い返した時、二度と奪われまいという理由で名づけたそうだ。

シェムリアップには複数の寺院がある。
寺院をまわっていくと、王朝がヒンズー教から大乗仏教に移っていったことが分かる。
また、寺院の出来栄え(例えば壁面に掘ってある仏のレリーフの精巧さ)などから、当時の王朝の勢力をうかがい知ることができる。
簡単にいうと、王朝が強い時は寺作りも凝っていたが、弱くなると寺に凝るほどの余裕がなくなったということだ。

これら寺院群は砂岩で作られているため、発見当初は植物に侵食されて崩壊していたらしい。
その植物も、この辺りでは通常育ちにくいとされるものが多いそうだ。
それは何故か。ここで砂岩の性質が関係してくる。
砂岩はその名前があらわす通り、砂が凝縮してできた岩石だ。
この岩は意外にも思えるが水分を含みやすい。しかも砂だから水を含むともろくなる。
そのため、同地域の植物よりも水分を必要とする種であっても、砂岩に根をはってしまえば、わりと生きていける。
だから、寺院はこの地域で育ちにくいとされる植物に侵食されていたというわけだ。
こんな理由から寺院群は、発見当初ボロボロだったのだ。

現在、これら寺院は急ピッチで復元されているが、中にはタ・プロームのように、最低限の復元によって自然の力強さと人工物の運命の儚さをあらわしているものもある。

うろ覚え解説2(シェムリアップ)
カンボジア・目次
うろ覚え解説1(シェムリアップ)_b0007425_0365510.jpg

タ・プローム
うろ覚え解説1(シェムリアップ)_b0007425_1241116.jpg

花売りの子供達
by mlsenyou | 2004-12-06 00:38 | カンボジア | Trackback | Comments(0)
<< うろ覚え解説2(シェムリアップ) フォーリンラブインシェムリアップ >>


S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
検索
フォロー中のブログ
目次、リンク、プロフィール
エキサイトブログ以外のHP、Blogのリンク

橙色の豚・メイン目次


クリックで救える命がある。


プロフィール
1976年の早生まれ
埼玉県出身。
3年半リーマン生活の後、半年間、中国+東南アジア10カ国を旅する。
最新のコメント
 在ベトナム大使館の記事..
by ジェフ35 at 21:12
とても魅力的な記事でした..
by 株の初心者 at 17:25
なんというか面白い国です..
by 川村明宏 at 01:04
ちょくちょく拝見させてい..
by サトシ at 20:31
あの軍人が言っていたこと..
by mlsenyou at 10:40
ブログパーツ
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
記事ランキング
関連リンク